アメリカ駐在への帯同を控え、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、アメリカ駐在生活の中で楽しいと感じること・大変なことを自身の経験をもとにまとめました。
アメリカ駐在生活は、もちろん大変だったり不便に思うことは色々ありますが、楽しいこともたくさんあります。
日本では経験できないようなことをたくさん経験させてもらっているので、私は帯同を後悔したことは一度もありません。
少しでもアメリカ生活がどんなものかお伝えできれば幸いです!
アメリカ駐在生活で楽しいこと
フレンドリーな人が多い
アメリカ人は陽気でフレンドリーな人が多いです。
以前、夫がレンタカーを返却しに行ったら、店員さんとのやり取りのあと、
「最後にひとつ言わせてくれ。君のシャツ、イケてるね!」と言われたそうです。
(私は一度もイケてると思ったことはないw)
幼い子供を連れていると特によく話しかけられます。
手を振ってくれたり名前を聞かれたり。
私は昔、見知らぬ男性から赤ちゃんが早く歩けるようになる秘訣(!)を教えてもらいました。
知らない人とも交流する機会がたくさんあるのは、アメリカならではの魅力です。
イベントが盛大
アメリカには様々なイベントがあります。
特に盛り上がりが大きいのが以下のイベント。
- イースター(3~4月)
- ハロウィン(10月)
- クリスマス(12月)
イベントの数ヶ月前から、たくさんのパーティーグッズやイベントにちなんだ食品がスーパーや薬局など至る場所の店頭に並び、見ているだけでワクワクします。
イースターシーズンは各地でエッグハント(イースターエッグの宝探しゲーム)のイベントが行われます。
ハロウィンシーズンはパンプキンパッチ(かぼちゃ売り)、クリスマスシーズンもサンタクロースと会えるイベントなどたくさんあります。
我が家はハロウィンシーズンに息子を仮装させてパンプキンパッチに行きました。
仮装グッズを選ぶのも楽しかったし、とても良い思い出になりました!
国内旅行を楽しめる
アメリカには都会から大自然まで観光スポットがたくさんあります。
連休は旅行に行くご家庭も多いです。
貴重な駐在生活、いろんな所を旅して家族との楽しい思い出をたくさん作りましょう!
日本人との交流
アメリカに来て、日本人の新たな友人がたくさん出来ました。
海外の日本人コミュニティはネガティブなイメージを持たれがちですが、幸い私の周りは良い人ばかりで、間違いなく慣れない海外生活の心の支えになっています。
子育ての相談をしたり、貴重な情報交換を教えてもらったり、子供同士遊ばせたり。本当に感謝しかないです。
この国で出会えて良かった。ここに来なければ、きっと一生出会うことはなかったと思うので。
言葉の通じない国で、友人と日本語で自由に話せるというのは本当に本当にリフレッシュになります!
渡米直後、まだ友人ゼロで家族しか話し相手がいない時は毎日息が詰まりそうだった・・・
仕事から離れられる
現在休職中なのですが、「仕事疲れたな・・・」とモヤモヤしていた時期にちょうど夫の海外赴任が決まったので、正直「ラッキー!!!行く行く~!!!」という気持ちでした(笑)
仕事や人間関係のことを全く考えなくて良い今、どれだけストレスフリーなことか!泣
決して嫌な職場ではありませんでしたが、それでも毎日頭を使い、時間に追われ、周りに気を遣う生活にだいぶストレス溜まっていたんだなぁ・・・と、休職して初めて気づきました。
家事と子育ての合間に英語をちょろっと勉強したりブログを書いたりする今の生活は、なかなか幸せです。
しばらくは仕事のことを忘れて専業主婦を満喫します!
(こんなんでちゃんと復職できるのだろうか・・・)
アメリカ駐在生活で大変なこと
英語の壁
英語が分からないのはやっぱり大変です。
英語力に自信がないから、お店でオーダーできない、気になるカフェに行けない・・・色んな事を諦めてきました。(単に私の勇気の問題かもしれませんが)
スーパーやAmazonで買い物するのも時間がかかります。
ネットで観光スポットの情報収集やチケット予約をするのだって全部英語。
翻訳アプリに助けられていますが、何をするにも時間がかかってしまうのは避けて通れません。
事故や息子の怪我など、緊急事態の時に一人で英語で対応する自信もない・・・
アメリカ人は基本優しいし、英語ができなくても生活はできますが、自由に話せない環境っていうのはやっぱりしんどいなぁ・・・と感じます。
車の運転(※地域による)
アメリカは車社会です。電車やバスはありますが、基本的には車がないとあちこち行けません。
運転が苦手な方は、運転に慣れるまでは苦労するかもしれません。
でも、アメリカの道路は日本より広いし、交通ルールを覚えて少しずつ練習すれば初心者でも必ず運転できるようになりますよ!
病院に気軽に行けない
英語や運転の壁もあり、病院にささっと行けないのも「しんどいわ・・・」と思う事の一つ。
日本人向け病院もありますが、数は少ないので近場にあるとは限らず。
自分で運転して行ける距離じゃないと、夫に車を出してもらったり、本数の少ない電車を使わなきゃいけなくなったりします。
しかも、アメリカの病院は原則予約制。その日のうちに診てもらえるとは限りません。
※緊急時用のUrgent Care(アージェントケア)、Emergency Room(エマージェンシールーム)では予約無しで診てもらえます。
近場にあり、予約不要でさっと駆け込めていた日本の病院がとても恋しい・・・
単位の違い
アメリカの単位は、日本と異なるものがたくさんあります。
〇 重さ ⇒ ポンド(Ib)
〇 長さ・距離 ⇒ インチ(Inch)、フィート(Feet)、マイル(Mile)
◯ 液体等の量 ⇒ オンス(Oz)
〇 温度 ⇒ 日本は摂氏(℃)、アメリカは華氏(℉)
運転中にナビに「〇〇フィート先を右折~」とか言われても、正直「???」です。
(ちなみに1フィート=30.48cm)
この時期、我が家の室温は80℉くらいですがそれもピンときません。
(80℉=約27℃)
洋服の単位も全然違うから、ジーンズを何着も試着室に持ち込んで片っ端から試着したことも(笑)
単位の違いにはなかなか慣れませんが、ネットには単位変換表というとっても便利なものが載っています。どんどん活用しましょう。
家のトラブルが起こりやすい
我が家はアパート暮らしですが、1年間でまあ色々とありました。
- トイレの詰まり(3~4回)
- 洗濯機の故障(1回)
- 火災報知器の電池切れ(1回)
- アリの大量発生(1回)
特にアメリカのトイレは詰まりやすいので、紙は1回ずつ流しましょう。
私の不注意で詰まらせてしまったこともありますが、気を付けて使っていてもある日突然詰まったりするので、日本よりも詰まりやすい構造なのかと。
しかも『至急』で頼んでも大抵すぐに対応してくれないのもツラいところ。
これはもう「アメリカはこういうもんだ!」と思って慣れるしかないです^^;
まとめ
アメリカ駐在生活での楽しいこと・大変なことの紹介でした。
言葉も文化も全く違う異国で暮らすのですから、大変なことは色々あります。
でも、アメリカの人は大らかで優しいし、日本では見られないような素晴らしい観光地もいっぱいあるし、新たな出会いもあって、「アメリカに来てよかった!」と思える瞬間もたくさんありますよ。
英語できない・運転苦手・人見知りの私でもそれなりに楽しく過ごせているから大丈夫!
渡米前で不安を抱えているプレ駐妻さんに、アメリカ駐在生活のイメージを、そして「楽しいこともたくさんあるよー!」ということを少しでもお伝えできていたら嬉しいです。